頭の中の整理のためのブログ

日常で感じるはてなを、自分なりに論理立てる訓練の為の記録

国内MBAは役に立つのかどうかについて

最近、話題になった記事を読んだ方(かた)から
MBAってとったほうがいいですか?国内のでも役に立ちます?」
と聞かれることがたまにある。

toyokeizai.net

本音は、
「それはあなた次第です。」
です。だって、その人の人生の目的がわからないので。


でも、いい機会なので、自分にとって、グロービスMBAはどうだったのかを整理したい。今後聞かれたら、この時点での頭の整理だとURLを共有しよう。

 


結論として、基本的には学位そのものには価値はないと思う。

ただ、グロービスであっても無くても、MBAであっても無くても『目的に向けて学ぶこと』に意味がないわけない
なので、勉強したいことあれば、それがMBAでも医師免許でも茶道でも農業でも、なんでもやればいいと思う。

さらに言えば、個人的には『役立つからやる』より『やりたいからやる』という方が本質的だし、ちゃんと勉強して在学中に周りにも迷惑をかけないと思うので、他人の意見が気になるくらいならやめといた方がいいと思う。

 


なお、グロービスとしては主に得られることを『知』と『志』と『仲間』の3点としている

mba.globis.ac.jp

さすが田久保さん、、、簡潔にええこと言わはる。

 


で、自分にとってはグロービスMBAを通して得られたものは
『”かくありたい自分の将来を作るのは自分の行動しかない”ということを強烈に自覚した』
というイメージ。

そう自覚できた要因を自分なりに3つに分解すると、こんな感じ。
①かくありたい自分とのギャップに危機感を感じる
②自分から見える世界が今のように回っている真相に近づく
③学び方を学ぶ


①かくありたい自分とのギャップに危機感を感じる
・とにかく学習で知的にコテンパンにされる
・自分が足元にも及べてない同世代と接する
・自分のFMVを自覚する。

社会人になってある程度すると、自分なりの勝ちパターンができて、それを回していくことで『出来てる感』を覚えるけど、それが『本当に限られた環境の中での茹でガエル状況』だということを痛感する。
世の中はどんどん新しくなっているので、ちょっとやそっとの成長だと確実に置いていかれるし、ましてや家と会社と飲み屋を顔見知りと往復する毎日なんか過ごしてたら、自分のFMVがすごい勢いでどんどん落ちていくことを知る。
また、具体的な転職オファーをもらったり、自分なりに他人より上手にできることを自覚したりすると『悪いことさえしなければ、健康であれば生きてはいける』ことを確信できる程度の”自分への値付け"ができるようになる。
想像よりイケてない自分は、逆に言うと想像より成長の余地が大きいってことにもなる。目の前の風向きに振り回されず長期的に考えてすべきことを精一杯やらないと、かくありたい自分に近づけないことを感じる。

 

 

②自分から見える世界が今のように回っている真相に近づく
・知らなかったたくさんのことを学んで、表出した事実の理論的な背景を想像できるようになる。
・自分に起こることがらについて、他人のせいにすることが無くなる。

自分の周りで起こっていることの理論的な背景を知ることができる。マーケティング上の狙いとか、会計上の不正がなんで起こってしまうのか、人の性(さが)も含めて。
で、結果とはそれまでの仕込みが表出したことだけであって、本当に大事なコントロールできることは『どういう風に仕込むか』ってことだと知る。
すると、自分に対して起こる事柄も、よくよく考えると、自分の行動が起点になっていることを感じられるようになる。誰かのせいでなにかが起こることはあるけど、それを自分に影響させるかどうかを判断するのは自分以外にない、って感じ。
つまり、自分の状況に不満があったり、何かを変えたいなら、ただ嘆いたり、誰かを恨んだりしても無駄で、自分が何か行動しないとなにも起こらないというところに帰着する。
で、それが自分にとっての世の中だということを知る。

 


③学び方を学ぶ
・経営に関する基礎知識を体系的に学び、知らない事の調べ方の想像がつくようになる。
・自分が知らない事へ造詣が深い友人が多数できる。

経営に関する古典的名著は一通り読むことになった。経営に関する知識のつながりもある程度は意識できるように訓練された。
ので、知らない事柄が出てきても、知識の組み合わせで、なんとなくあたりをつけられるようになったと思う。
さらに、自分が不得手なことについて、助けてもらえる友人ができる。でも、いつか助けてもらうことを想像すると、そのためには自分が何かでその友人の役に立てるようになってないとGive&Takeが成り立たないので、自己研鑽を続けないといけなくなる
『I have to learn how to learn.』って、同期の親友が在学中から言ってたけど、今、思い出した。。
そういう友人ができることって、やっぱり貴重。


で、まとめると、

自分は思ってたよりイケてないようなので成長したいし、
そのためには具体的な行動が必要で、
行動の方向性も大体のあたりが付くので、

かくありたい将来を作るためには、自分が具体的な行動をフルスイングでやるしかない

と私は思えた、ってことのようです。

 

 

なお、記事で指摘されてる様なフレームワークや横文字も覚えましたが、私はほとんど使いません。成果が出やすい様に出しどころや使い方を判断することこそ知識の真髄だと思うので、受け取り側にとって不適切な知識を披露したなら、それは知識の体得が出来てない人だってことでしょう。

そういう意味では、国内MBAにとって知識の体得は副作用の位置付けで、本質的な価値は生き方を学ぶこと、なのかもしれないと整理しながら思いました。

 


とはいえ、これは私のグロービスMBAへの経験なので、
・経営的な知識も人脈も間に合ってます
・毎日、血反吐を吐くぐらい努力して、痛みを感じるほどの成長をしてます
・自分の人生は自分しか作れないってことは知ってます
という方(かた)には、グロービスMBAは合わないかもしれませんし、他の国内MBAには私の所感は当てはまらないかもしれません。

 


以上です。